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zoom RSS 交渉人 〜ジャワ島でのパワーランチ〜

<<   作成日時 : 2012/02/23 21:38   >>

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なんせ、こういう地域での交渉事である。

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少し時間が経ったので、出発前夜の話からもう一度始めることとしよう。

事前に現地コーディネーターである20年来の友人とその家族へのギフトを用意。彼にはゴルフ用のバッグ、奥さんにはクリスマスコフレ(コスメ?)、子供たちには世界に名だたる日本アニメのTシャツ。「これでだめなら」と、私の雇い主には「現地での彼へのお礼」をふんだんに用意して頂いた。

ちなみにクリスマスコフレ(コスメ?)に選んだのは、シュウウエムラの化粧筆セット。SKIIの基礎化粧品セットと最後まで悩んだのだが、シュウウエムラのその年のセットはウオン・カーワイプロデュースという事でセンスが良く、オマケになんとかキャンドルまでついてきたので、そちらに決定。そういやあ、以前和紙を使ったセンスの良い広告もここだったなぁ。笑

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写真の和紙は、世界一薄い和紙 典具帖紙 2.0g/u 

閑話休題

出発前夜、出発便の時間の都合から、成田のホテルに遅めの到着。最上階のラウンジの焼き鳥丼(多分冷凍) @2,000円也を泣きながら食べつつ、それでも翌日から始まる異国でのビジネス展開に中年オヤジ3人は目をキラキラさせながら打合せする事1時間。その後、おのおのの部屋へ戻り就寝。赤道をまたがる国での攻防にそなえた。

成田を出発し、台湾、香港を経由し、ジャカルタのスカルノハッタ国際空港に滑るように降りたったボーイング747-400に「うむ。」と分かったような顔をし、「着地、なかなか良かったよ。」とかなんとか同行者が客室乗務員にしゃべりかける前にボーディングブリッジを抜け、入国審査へ。

入国審査では、30〜40分待っただろうか。いよいよ私の番がきた。

東南アジア独特の愛想もへちゃちゃもない表情の担当者が私のパスポートを睨みながら、不意に表情を曇らせるのに気付いた私は急激な気温の変化も伴い、あらゆるところからの滝汗だ。

担当官「ビザは?」

私「ビザ?」

担当官「ビザっ!」

私「観光やから、ビザいらんやろっ!?」

担当官「あそこでビザ買わないと、入国できましぇ〜ん。」

私「マジかっ!?」

10年前にはなかった制度ができており、件のビザを購入しないと、入国できないようになっていたのである。おいおいおい、どこの航空会社やったっけ!?事前に言ってくれよ〜(泣)。

後ろに並んでいる長すぎる行列にうんざりしながら、

私「オッケー。じゃあ、出直すよ。」

と担当官に告げると、彼は不敵な笑顔(唇の片っ方だけ上がってるような悪い笑顔)で、

担当官「欲しいのかい?こいつが欲しいのかい?欲しいんなら、30ドルで売ってやる。それとも、あの長い行列にも一回加わるのかい?はっきりしなっ!!」

私「うぬぅ。」

その時、その観光ビザなるものの正規価格が25ドル(US)と知らなかった私は、

「くそっ。こんな愛想もへちゃちゃも無い奴に、ぼったくられるのは胸糞悪いわいっ。お前に金払うくらいなら、カンガルー募金に寄付するわっ」と瞬時に思い、

「大丈夫。問題ないさ。」

とこわばった笑顔で、あきれ顔をする彼のゲートを後にし、ビザを購入。再度1時間の行列。漫画のように、5ゲートあるうちの一つである彼のゲートにまたもや当たった時の彼の顔を私は生涯忘れることが出来ないだろう。

「こいつの1時間は5ドルより安いらしい。」

という憐みの顔を前面に貼付けせて、無表情にスタンプを押したのであった。

その後到着から2時間近くも待たせてしまった友人と再会。待たせたことを詫び、両替をすまし、ホテルへ。チェックインを済まし、荷物を部屋に放り込み、伝統的なインドネシアン料理レストランへ。ドアには「午後10:00閉店」と書いてある店に入ったのが10:30。うむ。こういう感じは嫌いではない。

私達の後も、次々と入ってくるお客さんに呆れながらも、「サービス業ってこいうことやろ。」と妙に納得。

「遊びに行くか?」の友人の誘いに一瞬「どうする!?」という顔になった3人だったのだが、「明日は6時出発やけどな。」という言葉にすでに0:00を過ぎていたことを確認し、「今夜は勘弁しといてやる」と冗談を交わしホテルへ。荷物を広げ、シャワーを浴び終えて横になったのが、2時半くらい。ふう。「ホテルも価格の割には快適やし、良い滞在になりそうや。」と闇の中へ落ちてゆく私を引っ張り上げるオト(声)がする。

コーラン。

大音響。

夜明け前(4時)。

30分間響き続け。



最終日には気にもならずに、むしろ出発する私達を引き留めるかのように聞こえたコーランも初日〜3日目くらいまではきつかった。ホテルの窓、ビビらせてたもんね。大音響過ぎて。

そんなこんなで朝6時にロビーに集合した中年3人の目の下には大きなクマが出来ていたが、そんなぬるいことは言ってられない。ここまで来たのは、誰も成し得てないビジネスモデルの構築である。

ジャカルタ市内から数時間も走ると、景色が完全に変わる。日本のそれとは異なる、東南アジア、赤道直下の景色だ。

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ジャカルタ市内 ちゃんと大都会

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ビルを抜けて、

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バイクとのレースを制し、

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小売業者をかわし、

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新聞を買い、

・・・って、買わんっちゅうの。

市内をぬけて、高速道路を走ると、しばらくすると
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こんな町に着いた。

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美味しそうな果物屋さん。

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話題のお店には黒山の人だかりが!

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ドリアン買うならココでしょ!

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お土産にバナナ買うのもお忘れなく!!

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これを生で日本に持ってくることができたなら、大富豪になれるって!マンゴスチン。

町をぬけると、生産者Uさんの集落へ。
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インドネシアの田舎もゆっくりとした時間が流れてます。

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なごみます。

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生産者 Uさん

その後、生産者Uさんの現場を見学。一通りの技術についての意見交換をしたあと、我々の希望を提示。堅い握手を結ぶことが出来た。

その後、通ってきた町を走り抜けながら顔が強張るモノ約一名。

冗談まじりに「まさか、ここでお昼って事にならないよねえ?」

私「まさか〜。友人は大金持ちの上に、キレイ好き。ジャカルタまで帰ってからやろ。」

そのまさかである。

友人「ここらで昼食をとって、細部を煮詰めよう。」

我々「!!!」

断りたい理由を告げられるわけもなく、適当なお店へ。
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こんなキュートで隠れ家的なお店でのランチっ!!(女性雑誌風に発音して下さい)男子力もアゲアゲですぅ(♡)。

日本以外の世界的に、料理の写真を撮るのは行儀が良くないとされており、普段は絶対しないのだが、今回ばかりは撮るらせて欲しい。このゴージャスなおもてなしを!!

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ずらりとならぶお料理。

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なんやろ、中身?

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これは、野菜やな・・・。

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「ぬめり」がたまらんねっ!!

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中身は魚の漬物?らしい。

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ニート!なキッチン。

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・・・。

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牛の肺のから揚げ。食感がたまりません!

かくして、牛の脊髄の煮物(髄液を吸う)、身を吸って食べる小っちゃい貝、なんかゴムのような食感だが口内で溶ける何か等々に舌鼓をうつ事約一時間。拷問、楽しい食事の時間を過ごしてお勘定。

店員さんがお皿を数えてるかと思いきや、なにか我々に聞いている風。

友人「おのおの食べたお皿と量を言ってくれ。」

食べたお皿でお勘定ではなく、お皿から取った量でお勘定してくれるらしい。もちろん、食べ残しは減った分を足されて次のお客さんの元へ・・・。ごめんね、インドネシア。誤解してたけど、あなた方は日本よりずっと「エコ」とか「環境」を配慮しているんだね。

けど・・・。けどって言うか、グリーンマンゴーはおいしかったよ!
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かくして、食後の商談も良い感じで進み、今後は現地への指導も含めた明るいものになったとさ。

今日も和紙オトにきてくれて、ありがとう。
帰国後、現地とやりとりする事約1か月。サンプルを入手し、加工。日本一と言っても良いような生産者の方々に対しての試験を行ってもらい、品質は保証された。モノになったら、告知しま〜す。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
実りある出張になったようですね。内容は聞かないことにして、原料? ま、それは、さておき、夜の報告が無いな〜! 不満だ!!
je5iwg
2012/02/24 10:00
je5iwgさん、そんな事言って、またおうちを出る時に「あいつが呼ぶからしかたなく」って奥方に苦い顔して私は良い出汁を出すのですね(T_T)。
報告会は別のM社長からももさりげなく、それでいてとてつもなく強力なプレッシャーをかけられておりますが・・・。
大先輩方を前に、恐れ多いでございます<(_ _)>。(汗)
和紙オト
2012/02/24 10:30

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